「自分の意見のない人は信用できない」自分で考え主張することを教えてくれた友人の話。

    視野を広げる

    大学生の時にある女性と知り合った。仮に彼女をアミと呼ぶことにしよう。アミはアメリカ出身の日本人で、12歳までアメリカで生活していたとのことだった。

    見た目は普通の女の子、でも中身はどこか日本人離れした感じがあった。フレンドリーで明るい性格で、社交性も高く行動的。僕は同じ大学ということもあり、アミと頻繁に遊ぶようになった。

    意見を持つことの重要性

    当時の僕はずっと「自分の意見を持つこと」=「目立ちたい」だと思っていた。今で言う「意識高い系の人」がすることだと思っており、カッコつけたような恥ずかしさを感じていた。

    だから口癖は「だよねー」「俺もそう思う」だった。そうでなくても考えを求められると「一般論」を話していたと思う。

    ある日、アミに尋ねられた。

    ねぇ、なんであなたは自分の意見を言わないの?

    「なんでって…そもそも自分の意見なんて持たないよ」そんなようなことをを答えたと思う。

    そうなの!? Oh my god!

    アミは続けてこんな話をしてくれた。

    大学時代の人間関係は「友達」と「先輩・後輩」がほとんどで「仲が良い」ということが重要だ。他人の意見に同調するだけでもうまくやっていけるだろう。

    だが、社会にでてからの人間関係どうだろうか。仕事を通して形成される人間関係は「仲が良い」ことだけでなく、もっと「人として信用されるかどうか」が重要視されるんじゃないだろうか、と。

    何を考えているか分からない人は信用しにくいよね

    アミの話は説得力があった。彼女と出会うまでの僕は周りから目立ちたい奴と思われたくないので、自分の意見を持たないようにすることが多かった。しかしアミの話から、考えを改めるようになった。

    とはいえ、いきなり自分の意見を持つ、というのも当初は難しかった。

    ファーストステップとしてまずは3つだけ意識した。

    考える時間をもつ

    さぁ、自分の意見を持つぞ!と思ったところで、すぐに湧いてくるものではない。まずは「じっくり考える」という時間を持つようになった。

    これは会話の中で実践するのは難しい。なのでまずはニュース・新聞、読書など一人になれる時間から始めることにした。

    「事実」と「意見」を分け、意見部分に疑問をもったり、批判的になってみる

    あそこのレストランのランチは1,200円だ。これではコスパが悪い

    という文章があるとする。ランチが1,200円であるという部分は事実であり、疑いようがない。でも「コスパが悪い」というのは書き手の考えであり、解釈だからこの部分に対して「本当にコスパが悪いのか?」「コスパがいいと捉えることもできないか」と疑問を持つように意識した。

    ゼロから「自分の考え」を捻り出すより、人の考えに疑問を持つことが切り口になって、考えが深めて言うほうが当初はやりやすかった。でもこの方法はくれぐれも他人とのコミュニケーションでは無闇にやらない方がいいと思う。

    そう言われてから意識してみると、世の中は誰かの「考え・解釈」で溢れていた。

    • 今日は雨だ。気分が悪い。
    • この本は○万冊売れた。非常に素晴らしい本だ。
    • 日本の人口は減少している。日本の将来は暗い。

    などだ。どれもなんとなく聞いていると、正論なんだけれどよく考えていると疑問を持つことができる。

    書き残しておく

    自分の意見を文字で残しておくと、さらに考えが深まった。

    「あれ、自分は本当にこんな風に考えたいたのかな?」

    「今だったらこう考えるな」などだ。

    日記やメモでもよいし、Twitterやブログ、今ならnoteでもいいだろう。WEBのいいところはコメントがついたり、他人の考えを知る機会が増えるところだ。

    僕は少しづつ自分の考え・意見を持てるようになっていった。

    自分の考えを冷静に主張する

    自分の考えを持たなかった大学の私は他人と言い争うのが嫌いだった。意見の違いからせっかくの友人と口喧嘩になってしまうことを恐れていた。

    「自分の考えは違うな」と思っていても、自分の意見を主張すると、相手は否定されてように感じてしまうだろう。

    何より逆に自分の「考え」を真面目に発表して、それに対して反対意見がたくさん出るのがすごく嫌だったのだ。自分が間違っている、だめな人間のように思えてしまうからだ。

    実際、周りを見ているとカッとなって口喧嘩になることも、その後空気が悪くなることもあった。

    だから授業でディベートをするときは、毎回当たり障りのないことを言ってその場をしのいでいた。

    しかし、アミは違った。ディベートでもカッとなることはなく、常に理論的で納得出来た時は素直に相手の意見を受け入れていた.

    ディベートで口喧嘩に発展してしまうのはテーマから外ているからだと思うの。相手との関係性を意識したり、プライドや見栄などの余計な要素が入り込んでいるからじゃないかな。

    アミはこう説明してくれた。

    まさにその通りだと思う。それから私はアミにアドバイスをもらってディベートに取り組むようになり、実りのあるディベートが出来るようになっていった。

    友人から学んだこと

    アミのおかげで、大学時代に自分の意見を持つことや、それを周りと敵対せず主張するという習慣おを得ることができた。周りから信頼してもらうためにも自分の意見を持たないという考えをしれたことが何より大きかったと思う

    おかげで社会人になった今、自己主張が必要な場面ではしっかり自分の意見を述べることができている。

    おまけ

    ちなみにアミは「日本の男性はむっつりスケベが多い」とよくぼやいていた。アメリカの男性はアミがセクシーな格好をしていると正面から素直にスタイルを褒めたりするらしいのだが、日本の男性はこっそり胸元やお尻を見るだけで何も言わない人が多いとのこと。

    日本の男性として心当たりがあったのでそれを聞いて焦った。もちろん、今でもアミから学んだことの一つとして気をつけている。

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