- 新見 みき
- カテゴリー: スキルを磨く
- タグ: #思考力, #成長, #社会人スキルを予習する
学生時代の試験では問題に対して「解答」を出すことが求められてきました。
しかし仕事においての問題には「正解がない」ことが多く、解答を出すことよりも「解決」することを求められます。
したがって「問題解決力」は、あらゆる社会人に必要とされる能力と言っていいでしょう。
問題解決力が活かされる場面
問題解決力が活かされるのは仕事だけではありません。就職活動はもちろん、授業・サークルや部活動といった学生生活、そして個人的な日常生活をより良くするためにも必要な能力です。
成績、ダイエット、貯金、あらゆる目標の達成に問題解決力は発揮されます。
私はこれまで、長期インターンシップという形でたくさんの大学生と関わってきました。問題解決力が高いとやはり成長も早く、インターンにおける成果にも繋がっていると感じます。
問題解決力を伸ばす人、そうでない人の違い
問題解決能力は十人十色です。
その中でも大学生活を通して問題解決力を伸ばしてきた学生も少なくありません。
問題解決力が高められる人とそうでない人の差は何でしょう。「能力の差」「思考力の差」と言い切ってしまうにはもったいないと考えます。
なぜなら、問題解決力が高い人、問題解決力が高まったなと思う人には日頃のちょっとした習慣や考え方に共通点があるからです。
「なぜ?」を考える習慣がある
解決力が伸びる人は、日頃からさまざまな出来事に対して「なぜだろう」「つまりはどういうことなんだろう」と考える習慣ができています。問題解決が得意でないな、という人は問題そのものを表面的に捉えがちです。
自分で「まずはやってみる」
問題解決力の高い人は、失敗を恐れず何でもやってみようとする人が多いです。行動に移すまでの時間も早いため「試行錯誤」の回数が多くなります。失敗することがあっても、失敗までの時間も短かいため、同じ期間でもたくさんのアイディアを試すことができます
失敗からも学ぶ
問題解決能力が高い人は失敗から教訓や学びを得ます。「どの部分がだめだったのか」「自分には何が足りないか」を考え、より良い計画に変えたり、「なぜだめだったのか」を考えて同じ失敗を繰り返さないようにします。
失敗したことに落ち込み、「このプランはだめだった」とゴミ箱に捨ててしまうだけでは、振り出しに戻り、成功するまで同じことを繰り返してしまうだけです。
1つのアイディアに固執しない
問題解決能力が高い人は、普段から「プランB」を考えておく習慣ができています。良いと思えるアイディアが出てきても、その時点で考えるのをやめません。実行しながらも「他にもアイディアはないかな」と考え続けています。
また、ランチに行くお店でも、旅行でも「もし予定通りに行かない場合は」を想定していることが多いです。
「問題を解決する能力」イメージするのは簡単ですが、身につけるたり、鍛えたりするのは容易ではありません。だからこそ、能力の高い人の習慣を少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。
もっと本格的に問題解決について学びたい、という場合はロジカルシンキングやクリティカルシンキングについて勉強してみ方法もあります。
また、課題解決に関する書籍を読むのもおすすめです。
とは言え、簡単に身に付く能力ではありません。ぜひ日常生活で意識していきましょう。
[問題解決に関するおすすめ本]
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ロジカルシンキングの基礎中の基礎が学べます。課題解決系の本としては非常に分かりやすく、理解しやすいので入門編としておすすめです。
[ロジカルシンキングに関するおすすめ本]
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ベストセラーとなったバーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」の翻訳者が著した、日本人向けのロジカルライティングの書籍です。文体が平易なので読みやすくロジカルシンキングの入門編としてぴったりです。
また表題にある通りロジカルシンキングを「相手に合わせて」「文章に落とす」実行可能な方法論を、わかりやすく解説してあります。レポートや論文、就活時のエントリーシートやメールなど「わかりやく伝える」という技術を身につけたい人にもおすすめです。
[問題解決に関するおすすめ本②]
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イシューとは、「今、答えを出さなければならないこと」。価値のある仕事をするために、誤っていたことを認識し、それを修正し、改善していくまで網羅的に解説されています。
問題解決に必要な高度なスキルを身につける方法について述べられている本です。本格的に勉強したい方におすすめですが、一度読むだけで身に付くものではなく、繰り返し読み自分の行動を振り返ることが大事です。
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