何かを頼まれたり誘われた時、無下に断れないことを悩んでいる大学生は多いのではないでしょうか?
本当は断りたいのに、なかなか断れないことがありますよね。ただもしも断りたいなら、その意思の通りしっかり断れるようになりましょう。
なぜなら社会に出てからも断れないままだと、自分が損をしてしまうからです。
ではどうすれば断れるのか、ポイントはいくつかあります。
答えを出す前に先の展開を予想して冷静になる
人から頼まれたり誘われた時、ほぼ自動的にOKと返答していないでしょうか。断ったら嫌われてしまう思い込み、あまり先のことを考えずにすぐに返答するのはよくありませんよね。
そこで変えたいのが、答えを出す前に間を取ることです。
答えをOKしたらいったい自分がどうなるのか、頭で考えて先の展開を予想してみましょう。
もしも良くない展開が起こりそうだと予想できたら、さすがに自動的にOKとはいえないのではないでしょうか。
場合によっては、断る選択肢も出てきますよね。自分が損をしないために、きっぱりと断ってしまいましょう。
フォローしつつ断るようにする
もしも断るのが心苦してはっきり断れない場合、まずはフォローしつつ断ることを覚えてみてはどうでしょうか。
断ることに対し、何らかのフォローを提案するのです。ただ単に断るのではなく、断った代わりに何かを提案するのです。
たとえば次は断らないことを約束したり、何か相手にとってメリットになることを代わりにしてあげたりなどです。
何かを頼まれたり誘われた時に断り慣れていない大学生は、断るか断らないかだけの二択で考えてしまいがちですよね。
ですが実際には、フォローしつつ断るというような第三の選択もあります。この断り方なら相手をそれほどイヤな気分にさせませんし、結果的には断るので自分の意思も通せます。
ちょっとした交渉テクニックのようなものですが、覚えておくとメリットがあります。フォローしつつ断れば、だいぶ断りやすくなりますよね。

人間関係を気にしすぎないようにする
断ることで人間関係が悪くなってしまうのでは」と心配する大学生は多いかもしれません。
1度断ったぐらいで悪くなるような人間関係なら気にしないほうが良いです。
もしも気心の知れた仲の良い友人なら、たとえ断ってもそれが理由で人間関係が悪くはなりませんよね。そう思えれば、断ることが怖くなくなるはずです。
大学生の時の人間関係が卒業してからも長く続くことは確かにありますが、そうではないこともめずらしくありません。
卒業したら切れてしまう場合もありますから、そのぐらいの人間関係のために自分の意思を通せないのは損ですよね。
まり人間関係を気にしすぎず、断らなければいけないケースではしっかり断りましょう。
接客系のバイトをしてコミュニケーション力を向上
何かを頼まれたり誘われた時に断るのは、コミュニケーションの一環だと考えられますよね。そこでしっかりと断れるようになるため、接客系のバイトをしてコミュニケーション力を高めるのは効果的です。
今はいろいろと自動化が進んでいてたとえ接客系のバイトをしても、お客とそれほど多くコミュニケーションを取るわけではありません。ですがそれでもバイトをすれば、何かしらのコミュニケーションを取ることになります。
大学生の内に接客系のバイトをしてコミュニケーション力が高まれば、誰かから頼まれたり誘われた時に断れるようになります。
話すことや伝えることに自信が持てるようになるので、断りたい時にハッキリと断れるのです。
人とのコミュニケーションは慣れの部分が大きいので、バイトで慣れることがしっかり断れる第一歩になっておかしくありません。仮にバイトでお客のクレーム対応を経験したりすれば、コミュニケーション力を鍛えられます。
引っ込み思案だったりおとなしい性格だと接客系のバイトをするのはハードルが高く感じられるかもしれませんが、その経験を積んでおけば断れるようになれます。接客系のバイトは、断れるようになるのに有効的です。
まとめ
誰かに頼まれたり誘われた時、嫌な顔一つせず断らないことだけが正解ではありません。自分にできないことはもちろんきっぱり断らなければいけませんし、何でもかんでも引き受けていては損をしてしまいます。
しっかりと断れるようになるためのポイントをアドバイスしましたので、断れないことを悩んでいる大学生はぜひ参考にしてみて下さいね。
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この本では、「断ること」をしないことが、いかに私たちの生産性向上を阻害し、成長を阻害し、ストレスをためるかということを説明していきます。そして、どうやったら「断る力」を身につけることができるのか、その訓練方法を含めて具体的に説明をしていきます。
著者曰く、「私が相手の言いなりにならずに拒否をする力を身につけることができたと確信した。(略)その時から、私の世界はドラマティックに変わりはじめました」