〈楽しい仕事〉があるんじゃない。〈楽しめる私〉がいる。それって才能だ。多忙な大学生活が教えてくれたこと。

    視野を広げる

    遠い昔のようでありながら、今でも昨日のように思い出せる大学生の頃。
    子どもから抜け出して、自分がすでに大人であると勘違いしてたものです。
    今思えば、まだまだ幼かったあの頃からは、もうすでに20数年という時が立っています。
    しかし、いまでも私のなかでベースとなり、培った学びは大学生の頃にあります。

    多忙を極めるキャンパスライフ

    が通っていたのは、関西の私立大学の幼児教育科でした。
    他の学校に比べて実習や実技が多く、単位や講義も相当詰め込まれているという、厳しめの学校でした。
    しかも、その当時の私の世代は、「就職氷河期」と言われる時代でした。

    大学生になり、今までより、当然お金の使い方も変わってきました。そうして、わたしはバイトもするようになりました。

    平日も講義が終わる夕方からと、土日は朝から晩までバイトという日々でした。講義も休まず受け、いつ寝てるの?くらい多忙な大学生活を送っていました。

    そんな大学生活の大半を占めていたバイトの内容は、「スーパーのレジ打ち」です。

    スーパーのレジ打ちで感じた「楽しさ」の差

    「スーパーのレジ打ち」とだけ聞いて「面白そうな仕事だな」と思う方はどれほどいらっしゃるでしょうか?

    正直アルバイトの職種としては目新しいものではありませんよね。また仕事なのでお客様に厳しいことを言われてしまったり、学業との両立も楽ではありませんでした。

    実際一緒にアルバイトを始めた友達の中には「辛い」「大変だ」「面白くない」と言って辞めてしまった人もいます。

    一方私にとっては初めてのバイト経験だったのですが、これがとても楽しくて楽しくて。
    今思えば、休みもなく、大学とバイトに明け暮れてたものだと感心します。

    スーパーのアルバイト仲間は、年齢もバラバラで、大学生だけでなく、子を持つお母さんや、フリーターのお姉さん、しっかりものの高校生などがいました。今まで、外の世界を知らずに狭い範囲で生きてきた自分にとって、いろいろな話も聞けて、新しい世界に触れられることがとても楽しかったのです。

    しかし一方では、そのような世代間の交流を疎ましく思っている人もいたのです。

    私は少しづつ「他の人が嫌なことを『楽しい』と思える自分はラッキーだな」と思い始めていました

    「楽しめる」ことは強みになると学んだ日。

    学年が上がるにつれ、学業の忙しさもさらに厳しいものになりました。

    高校生までの私は、決して勉強が好きだったわけでもなく、当然勉強を「面白い」ものだと思ったこともありませんでした。

    ところが、大学に入り高校生までの勉強とは違う専門性の高いものに変わり、「新しいことを知る」ということが非常に楽しく感じられるようになりました。アルバイトとの両立は多忙を極めましたが、どちらも私の未知への扉となってくれ、忙しさを忘れさせてくれましました。

    ある日授業の終わりに、教授に質問をしに行った時のことです。

    「あなたはとても楽しそうに勉強をしているね」と言われたので、上記のようなことを言いました。するとその教授は、

    「楽しめるということは素晴らしい才能ですよ、これからもいろんな事を楽しめる人でいてね」と言ってくれたのです。その時初めて、「ああ、楽しめるということは強みになるんだな」と学んだのです。

    「楽しさ」を意識する。「楽しめる人」になる。

    自分が選んだことや、やりたいことをしている時というのは、まず疲れにくい。好きなことに没頭してると、気づけば知らない間に時間も経っているものです。
    「やらなくてはいけない」「無理矢理する」時ほど苦痛が伴い、全てがうまくいかなくなる時が多いように感じます。

    あれから20数年という日々を経て、何をする時も決断の時も、

    「自分が興味あるかどうか」
    「やりたいかやりたくないか」
    そして「楽しいかどうか」

    この感覚は大切にしてきました。

    その一方で、どうしてもやらないといけないことも出てきます。その中でも「自分が面白いと思うこと・興味を持てること」を探して、少しでも楽しめるよう意識してきました。

    人なら諦めてしまうようなことも「楽しむ」ことで乗り切れたような気がしています。なにより、自分の中で楽しい経験をたくさん積むことができました。

    多忙な日々が教えてくれた人生哲学

    今思い返しても、講義と実習が大変だった大学生活の毎日の中で、なぜ同時にバイトにも精が出せたのか不思議だなと感じる時があります。

    もちろん、”若さ”という活力にみなぎる年齢だった、というのもあるかもしれませんが、根底にあるのは、やはり「楽しさ」なのだと、いまだに実感します。

    社会に出て20数年という時が経った自分にとって、大学時代のあの頃の「楽しさ」からくるバイブレーションややる気と持続力こそ、忘れてはいけないベースなのだと思います。

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